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2020.04.25 Saturday

1966 TRIUMPH T120R BONNEVILLE 山口県Kさんプチ報告その20

 Kさんのボンネヴィル、エンジンを始動しましたよ…

 

 ​ 当時のアマル社製キャブレターの耐久性は低い。製造から60年も経った今、使える方が異常だ。そして1964~1967年のボンネヴィルのキャブレターには389/203と固有の番号が打たれていてエンジンとシャーシーのマッチングの如くこだわる場合もある。

 

 だが、残念な事にこの車体には一方に376が入っている。それは左右で口径が違う事を意味し決してそのままでは使えない。「折角残っている203を活かしてやりたいなぁ…」一度失った203を再び捜し出す事は普通は難しい。それとて使える可能性も低い。それでもこうして捜し出した…

 

 ここはガソリンを貯めるフロートチャンバー、ガソリンの油面と共に浮力により上昇し右上にある真鍮製のバルブを押し上げガソリンを止める。そしてセンター上部にあるモノがティクラーで故意にフロートを下げて油面を上げる始動装置だ。彼が冷えたエンジンをかける時、常に使うのがここだ。

 


 そして389/203をペアで取り付けた…お金があれば今入手できる新品の389を取り付けた方がいい、その方がずっと快調に走れる。それでも203にこだわるのは彼がオリジナリティを大切にしたいと言ったからだ…

 

 エンジンを始動すると、元々取り付けられていたボイヤー社製のイグナイターの進角状態が不自然、オーナーのKさんに連絡の上交換する。新しいモノはワッセル社製のものでこれはなかなか良い。イグナイターのボックスもコンパクト、ピックアップの部分も設計に正当性があって安心して取り付けられる。なにより安価であることも嬉しい。皆さんも是非使ってみるといい。

 

 どこかで言ったが、このロッカーシャフトへのフィードの塊は変えた方が良いと。案の定オイルが漏れ出す、どう考えても設計に無理がある、元々気に入らないから換えてやる。

 

 だが、お手軽倶楽部の予算も尽きているから新品は無理だ。工場のストックから捜し出しスタンダートのロッカーフィードパイプを取り付けた。これも剛性が低く取り扱いに注意が必要だが、あの塊よりはマシだ。

 

 「ズッォーーーーン!…ズッォーーーーン!…」そして、再びエンジンをかけた。点火系統は正常になった。だがやはりキャブレターの調子が気に入らない。今、イギリスは日本より遥かに大変で政府の指示により商店も閉店している。この389に使うパーツも営業再開後しか送れないと言ってきた。なんでこんな事態になってしまったんだ…

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