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2020.06.22 Monday

1975 NORTON COMMANDO 850 Mk3 販売車両整備 その10

 先日ペイントしましたロッキード社製のブレーキディスクローター、取付致しましたよ…

 

 古いバイクであろうがなかろうが、ブレーキのトラブルは絶対に許されない。特にフルードとゴム製のシールを使うディスクブレーキはドラムブレーキに比べて小まめなメンテナンスが必要。このロッキード社製のキャリパーも全て分解、消耗品の交換は当然ながら傷や腐食の有無などしっかりと見るのです…

 

 折角手に入れた愛車を末永く使う為にも、こうしたキャリパーの内部がどうなっているのか?…自分の眼で確かめる事は絶対に大切。「ブレーキ?…大丈夫 大丈夫ちゃんと効くから…おじさん、さっき乗ったから 大丈夫 大丈夫…」その昔、わたくしが高校生の頃、中古車屋のおっちゃんが言ってたの、ふと思い出してしまいました(笑)。店の奥の奥に置いてあるバイク、一体何処にそんな根拠があるのか?笑っちゃいますよね…冗談はさておき、皆さんもこれから買うバイクの内部がどうなっているのか知りませんよね?自分の命を乗せるバイクをおじさんの言葉だけで買う訳ですね、怖いですね…

 

 話戻しまして…ここにコマンドとしての絶対的なセンスがありますよ。コマンドの年式では車体のファスナーがユニファイ規格へと移り変わりました。この5/16インチのスタッドに取り付けるナット&ワッシャーってとっても大切ですよ。(このナット、筋のある方を内側に向けるのが通です…)

 

 冒頭の写真もう一度出しますが、締め付けるとスプリングワッシャーの方がナットよりも接触面積が狭くなってますね。これは現代の知見からすると全くのナンセンス!今どき使われるワッシャーなら平たく幅広なかたち、ひな壇のように段々面積を広げていくのが常識、応力の分散を図る為に有効だからです。それがブリティシュの場合、逆ひな壇型、なんと応力が集中してますよね(笑)…でもでも、それでもいいんです、その時代には確立されていない理屈を敢えてそのまま表現する!それが古いブリティシュの「粋」ってものなんです……でしょ?

 

 ペイントしたローターを傷が入らないように慎重に車体に取り付けます…で、1971年頃からコマンドのディスクキャリパーはずうっと右側の後ろでした。それが850Mark靴世浦犬料阿砲覆蠅泙后

 

 なんだか見てますと、「こんな目立つ前に出て来たのか!」結構やる気あるんじゃねーかと思ったりします。このアルミ製のキャリパーの造形が良いなぁとわたくし思ったり、ノートン‐ロッキードって書いてありますものね、もちろん英語で…。

 

 これは右側に配置されたリアのディスクブレーキ。こちらもローターを取り付けました。前後共に同じサイズのローターで大迫力!です…

 

 で、キャリパー取り付けました。さっきのフロントブレーキが左に移動した話は、このリアとの重量バランスなんですね。 振り返れば…1960年代末期ホンダのCB750Fourがディスクブレーキ引っ提げて登場してから、世の中の最先端バイクはディスクブレーキなくして存続の道はありませんでした「スッゲー、ディスクブレーキついてる!…」みんな目を皿のようにしてモーターショー行った訳です…そんな中、旧態依然としたブリティシュ達もその流れに必死で乗ろうとしていましたよ…みんな前だけディスクだったのに負けず嫌いのノートンは前後にしちゃった!えーっ!…倒産目前にしてもまだ意地はってる大人げないメーカー…それがまた、いいんですけどね…では。松枝


 

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