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2020.07.14 Tuesday

1963 BSA A10 Rocket Gold Star 作業のプチ報告その2

  「ズッ…ズッドドドドドドンッ!…ズッドドドンッ!…」A10のロケットゴールドスター、エンジンをかけたもののいまいち気に入らない「ん〜これは参ったなぁ…」頭をかいた…

 

 とりあえずバラす…これはシリンダーヘッド。使っているワッシャー類にセンス無し。厚みも径も大きさも…

 

 ヘッド裏側…余り走ってないなぁ…ヘッド本体は異常も無くモノは良い…

 

 パッと見てカーボンの質が悪く高い温度で燃焼した形跡がない…本来の走りはしてないようだ。

 

 その割にカーボンの出は多い。バルブ廻りの作業を行った形跡はあるが、改めて一式の作業は必要だ。

 

 ロッカーボックス関係は問題ない、普通に使える…

 

 シリンダー側…ここに異常は無いと願いたい…

 

 しかし駄目だ。これは長期間エンジンを止めたままにしていた時などに起こる腐食。停まったピストンリングとシリンダー壁が錆びて起こり、白煙の原因になる。

 

 これは油膜切れによる焼き付き、そしてホーニングのラインも摩耗して表面はツルツルの状態。これではオイルが留まる場所がない。オイル管理も悪かったようだな。


 そして気に入らないと言っていた直接の場所がここだ。コネクティングロッドの大端部、大きなガタがある。タイミングサイドもドライブサイドもこのままでは使えない。

 

 カムシャフトにも摩耗と腐食があるなぁ…タペットの摩耗も大きい。こうした高額な部品ばかりがスルーされて作業をどんどん進める…実はこの世界では良くあることだ。で、このエンジンはシリンダーを含めたボトムはそこそこの距離を走っているが、シリンダーヘッドのみ後から作業している。そして作業後は殆ど走っていない。

 

 結局のところ、このエンジンは全て分解しての整備が必要になった。それはこの世界では仕方のない事、しっかり仕上げてやればいい。これでまたひとつ気合を入れて組む作業が増えたようだ…松枝
 

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